新型コロナウィルスの兆候として味覚障害が多くの方から報告されています。
味覚とは「甘い」「塩っぱい」「酸っぱい」「苦い」に近年「うまい」が加わった5つの要素を舌で検知する感覚です。
では人はどういったことで味覚障害になるのでしょうか。
簡単な改善策と一緒にお伝えしてまいります。
味覚は人生の質を向上する大切や要素
味覚を楽しむことは日常生活のささやかな喜びです。
人によっては人生の目的のひとつという方もいらっしゃいます(私も!)。
日本には四季があり、それぞれの季節で海のもの山のものに恵まれています。
仲間や家族で楽しむ旬の食事は代え難い幸せの時間ではないでしょうか。
そんな基礎機能である味覚が損なわれてしまったら。。
でもこれは特別なことではなく、高齢によっても味覚が鈍感になっていく傾向があります。
少しでもその進行を食い止めたいですよね。
実は病院の臨床では「レモンウォーター」が実用されています。
病気治療の副作用でおこる味覚障害と現場の対応方法
長期入院者、特にがん患者の方々は抗がん剤による化学療法や頭頸部の放射線治療により味覚障害が多く起こっています。
そんな方々に対し、多くの病院では味蕾細胞刺激と唾液分泌促進の目的でレモンウォーターを用いた洗口(ぶくぶくうがい)を対処療法的に行なっています。
レモンが舌の感覚を鋭敏にするんですね。
もし日常で「あれ?味がしない」などと感じたら、まずは手軽なレモンウォーターうがいが効果的かもしれません。そのあと飲んでしまっても大丈夫です。
特に症状を自覚していなくても、日々実践しておけば将来にわたって味覚を良好に維持できる可能性があります。
レモンウォーターを飲む理由がまたひとつ増えた感じです。
ミネラル不足が引き起こす味覚障害
さらに、味覚障害の代表的な原因に亜鉛の不足があります。
亜鉛はビタミンと並んで人間の生命維持に欠かせない栄養素でもあります。
亜鉛が不足すると味蕾が減少して味を感じることができなくなるのです。
牡蠣・レバー・チーズ・卵黄・うなぎ・納豆などに多く含まれていますが、亜鉛は吸収率が5〜30%とかなり身体に摂り入れるのが難しいミネラルです。
そこで役立つのがレモンです。
大手メーカーの商品名にもなっていますがレモンには強力なキレート作用があります。
レモンは亜鉛を含めた様々なミネラルを包み込み、体に吸収されやすくしてくれます。
以上の2つの効果で、レモンは味覚障害の改善と予防に大いに役立ちます。
キレート効果を期待するにはやはりレモンウォーターが手軽でおすすめです。
味覚を鋭敏にして、日々の食事をもっと楽しみたい方にも有効な手段です。
まとめ
味覚はアリストテレスの時代から論ぜられてきたほど、人間の特質であり能力です。
個人的な楽しみでもあり、心理や社会学的にも重要な感覚です。
家庭でレモンウォーターを飲む習慣が、家族全員のQOL(生活の質)を向上させます。
最高のレモンを使ったレモンウォーターを楽しんでください。
あなたと家族の味覚を養い、たくさんの楽しい時間を支えます。
ただしレモンだったら何でもいいわけではありません。
自分や家族の身体を壊す可能性もあるのでしっかり見極めてください。

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