こんにちは。
オーシャンレモンの菅原です。
神奈川県小田原市で、レモンをフルオーガニック栽培しています。
農業は食べ物を作る仕事なので、カフェやレストランのようにおしゃれにカッコよくやって良いと思っています。
とはいえ自然の中で行う仕事です。
機能性が無いと危険で仕事も捗りません。
今回は農家必須の「長靴」に焦点を当ててみます。
最近はシェア農園や家庭菜園で野菜を育てる人が増えてきているようです。
農作業では街中とは違うスペックが要求されます。
皆さまにとって「ベスト長靴」を見つけるヒントになれば幸いです。
今まで私はモンベルの長靴を使っていました。
頑丈で安心感はあるのですが、片足１.１kgは重たく年々足に疲労を感じていました。
1800人に聞いてみました
オーシャンレモンの公式フェイスブックには1,800人以上のフォロワーさんがいらっしゃいます（ありがとうございます！）。
なので困ったことや知りたいことがあったらすぐに聞いちゃいます。
（過去にお醤油や砂糖のオススメを聞きました）
今回も「軽くて丈夫でオシャな長靴教えて！」という投稿をしてみました。
事前に調べた３つの候補をあげて、お持ちの方には使用感、それ以外のオススメを教えてもらいました。
この記事はアフィリエイト目的ではありません
メーカーからの主導や忖度も一切ありません
それぞれ個人の意見です。特定の状況に合う合わないの話であり、商品が良い悪いというわけではありません
日本野鳥の会の長靴
NGO日本野鳥の会が販売しているオリジナルの「バードウォッチング長靴」は機能的でオシャレな長靴です。
各色それぞれキレイな色合いで、普段の服装や街中でも合わせやすいのではないでしょうか。
折りたためてコンパクトに持ち運べる
軽量（片足460g）
アマゾンや楽天でも販売しているので購入しやすい
公式HPで価格は5,000円弱
オシャレ農家を目指す身として「これか！」と思いましたが、機能性ゆえの破れやすさが気になっていました。
使用者からはこんなお声をいただきました。
- 足首が曲げやすくてとても歩きやすい
- 畑仕事には使っていないが何年使っても劣化はない
- 靴底が薄い
- 足場が悪い（岩場や石がある）と足底が痛い
破れやすさよりも靴底に問題がありそうだということがわかりました。
もともとこの長靴はバードウォチングで沼や干潟に入ることを想定したもののようです。なので携帯性が一番に考えられている長靴なんでしょう。
ハードワークな農作業には向かないかな？と思っていたら、専用の中敷があるとことを教えていただきました。
なるほど、長靴も使用目的によって中敷などでカスタマイズできるんだなと気づきました。
Crocsのレインブーツ
海や川など水辺で活躍するクロックスは長靴もすごいのでは？と思い調べてみました。
「クロスライト」素材の一体成型
靴底はラバーを使用して雨の日でも軽くて歩きやすい
超軽量（片足288g）
ヒールの高さ２.５cm
価格は公式で5,000円ちょっと
クロックスはサンダルが軽くて履きやすいので長靴も期待していたら、想像以上の超軽量。
使用者からこんなお声が集まりました。
- つなぎ目がないので頑丈
- 使い勝手がよく用水路の清掃に使っている
- 硬くて柔軟性がない
３番目のご意見は農家の方だったので、ハードな農作業には向かないと判断しました。この方はワークマンの長靴を愛用されているとのことでした。
雨の日の普段使いや洗車、簡単な農作業には向いているのかもしれません。
軽い、頑丈ということは強い武器です。
HUNTERの長靴
「最高品質の天然ゴムから作られ、最大限の快適さと汎用性を実現する」HUNTERの長靴（メンズ オリジナル トール レイン ブーツ）は憧れです。
職人が手作りで28のパーツを３日がかりで組み上げるそうです。
1956年から販売されているブランドの中核品
見た目にオシャレ、かっこいい＆品格を感じる
女性用は色がとても豊富でかつ良い色ばかり（男性用はあまり色がない）
重量は未掲載
価格は公式で20,000円弱
欲しい反面、農作業に使ったら怒られるか？と心配でした。
使用者のお声はこちらです。
- 履き心地がいいのでこればっかりです
- 適度な重さがありホールド感が良い
- 田植えしたら疲れた（！）
- 重たいけどフィット感が良い
田植えに使った方がいらっしゃいましたね。
重い軽いの評価は人それぞれだと思いますが、こちらもハードな農作業には向かないかなと判断しました。
でもいつか欲しい！
第4の候補たち
上記の３つの候補以外にも、オススメの長靴がいくつか出てきました。
ひとつは広島のアトム社が販売するグリーンマスターです。
ウェットスーツと同じ素材を使っていて伸縮性があり防水性があり軽量です。
優れたフィット感と素早い着脱を両立
ソールはヒールのないフラットな形状
独自のグリップパターンにより優れたすべり止め効果
片足470g
価格は公式で5,000円弱
海辺育ちとしては馴染みのある素材なので興味が出ました。
重量は野鳥の会とほぼ同じで、当然折りたためて運べそうです。
汚れもすぐに落ちそう。
使用者のお声はこちらです。
- 防水も完璧で川にザブザブ入ってもまったく染みない
- 軽くて乾きも早い
- 泥で汚れても水で表面流すだけ
- 履き口がマジックテープで調整でき泥も水も入らない
ちょっとこれいいじゃないですか！
農作業以外にもキャンプやアウトドアで気軽に使えそうです。
心配なのは破れそうなところと靴底がフラットなので疲れそう（扁平足なんです）、あとフィットしすぎて蒸れないかなーというところでした。
すると、石垣島の方から地下足袋を勧められました。
- 蒸れないし軽くて作業がしやすい
師匠農家さんの一人にも地下足袋を勧められていました。
その時気づきました。
さっき見ていたグリーンマスターのHPにショートタイプの地下足袋型があったぞ（というか師匠農家さんは初めからこれを勧めてくれていた！）。
重量は330gでかなり軽そうです。お値段は公式で4,000円弱。
よく考えてみたら、私は農作業の時にオーバーオール型のビブを着ていて、足首までカバーしています。
実際使っているモンベル長靴を見ると靴底から５cmくらいしか汚れていません。
「長くなくてもいいんじゃない？」
本当にすみません。
早く言えよです。
この視点で見ていくとますますグリーンマスター地下足袋タイプが欲しくなり・・・買っちゃいました！
地下足袋は靴底がフラットなので、扁平足対策として「野鳥の会」で気づきをもらった中敷も併せて購入しました（地下足袋＆中敷のセット利用を進めてくれた方いらっしゃいました（すごい先見））。
今回の学びを活かした組み合わせで試してみるつもりです。
まとめ
オシャレかどうかは人それぞれなので結論は出ませんが、農作業で使える機能的な長靴探しは今回こちらに着地しました。
数ヶ月使ってみて公式フェイスブックで使用感をお伝してまいります。
https://m.facebook.com/organic.lemon.odawara
ご協力いただいた皆さま、ありがとうござました。
農作業用を探していらっしゃる方、使う環境や使用頻度は違うと思いますが、今回の調査が参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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おまけ
これSUPにも良いかもです。
足濡らさずにエントリーできそうです。
